あなたのジャニオタはどこから?
ツイッターのフォロワーさんの「いつどうして横尾担になったか」というツイートをきっかけに、自分が横尾担になった経緯と、ジャニーズを知ることになったきっかけについて振り返ってみることにした。
昔からアイドルは好きだった。小学生の頃はモー娘。やミニモニ。が好きでよく踊りを真似したりしていた。今思うとアイドルを好きになる性質はずっと持っていたのだと思う。
アイドルの他に漫画やアニメも好きだったから、オタク気質なのもあって今こんなにジャニーズにはまっているのだろう。
初めてジャニーズに興味を持ったのは仁と亀が出演していたドラマ、「ごくせん」がきっかけだった。不良に憧れていた部分もあって、ケンカをする生徒たちがかっこよくて、放送されるや否や虜になった。
放送は毎回録画して、VHSが擦り切れそうなほど何回も見ていた。仁(矢吹隼人)の第一印象は「え、この人がトップなの? 弱そう。でもなんかエロい」だった。亀(小田切竜)に関しては「細いなーキリッとしてて綺麗な顔だなー」だった。
ドラマ放送中にKAT-TUNが制服姿でMステに出たりして、そこでKAT-TUNの存在を知った。KAT-TUNっていうグループ名なんだ、変な名前。へー、ジャニーズなんだ、って。変な名前だとは思ったがとてもかっこよかった。ドラマの中とは違い竜が明るく喋っていて、隼人も笑っていて、そのギャップにも驚かされた。
ごくせんが終わってからもKAT-TUNの出ている番組は見続けていて、姉と一緒にはまったのでいつか一緒にコンサートにも行きたいねと話していた。ファンクラブ(You&J)にも入った。
初めて行ったジャニーズのイベントはジャニーズフィルムフェスタ2005で、グッズのうちわはピンク地に蜂が描かれてるやつ。果たして知ってる人はいるのか……。遠い記憶だけど生身のアイドルが登場しないってことも知らずに行ったような気がする。
その頃には他のグループ(関ジャニ∞)にも興味を持つようになっていて、初めて買ったライブDVDは関ジャニのExcite!!だった。一時期はKAT-TUNよりも関ジャニの方が熱がすごくて、姉と話す時はエセ関西弁で話したりしていた。KAT-TUNと関ジャニはコンサートがあるとツアー中当たれば一回は入る程度のほぼ茶の間で、それでも楽しかった。
2006年のドリームボーイズをはじめ、何度かKAT-TUNや関ジャニのコンサートにも行った。ドリボではフライングで登場したKAT-TUNに興奮しすぎて係員さんに前のめりになりすぎないようにと注意されたのを覚えているし、関ジャニが京セラでコンサートをした時のエイトコールが会場中ぴったりとそろっていたのも覚えている。
2008年頃に、これもごくせんの影響で一度だけJUMPのコンサートに行った時期もありながら、KAT-TUNと関ジャニで最後に行ったコンサートは、それぞれ8UPPERSとCHAINだった。
私は8人の関ジャニ∞と、6人のKAT-TUNが大好きだった。大好きだったからこそメンバーが脱退した時のショックは大きすぎてもう二度と経験したくないし、メンバーの悲しい顔ももう見たくない。内くんが脱退した時の亮ちゃんのジャニウェブのメッセージと、5人体制の時に聖がコンサートで言った『ずっとついてきてください』という言葉は今でも忘れられない(私は亮ちゃんと聖が推しだった)。
内くんに関してはいつか戻ってきてくれるとずっと信じていたから、どこかの雑誌の記事か何かでジャニーさんの「内はグループには戻さない」というような発言を見て怒りが湧いたし、落胆した。メンバーの脱退と事務所の対応に失望して、徐々に離れていった。アイドルはずっとアイドルだと思っていたけどそうじゃないということを知って、アイドルを応援していることが辛くなった。
それからしばらくはアイドルとは無縁の生活をしていた。コンサートにも行かなくなったし番組も全然見なくなった。
再びジャニーズに興味を持ったのは、2015年2月にした鑑賞会がきっかけだった。私の持っていたKAT-TUNのDVDと、友達の持っていたキスマイのDVDを見せ合うという会だった。
キスマイの存在はKAT-TUNのバックについていたので知っていた。元々KAT-TUNのDVDを持って行ったのはキスマイファンの友達がバックに映るキスマイを見たいと言ったからで、代わりにキスマイを見せるよと言われたけれど私はキスマイにはほとんど興味がなかった。
KAT-TUNのコンサートに行ってもキスマイが歌っている時は座っていたし、フロントは知っていたけど特に好きという感じでもなく、舞祭組はキスブサを見ていたおかげで顔と名前は一致するという程度だった。
確かデビューコンを見たんだけれど、鑑賞会をした感想は、キスマイゴーの掛け声ダサいなあと思ったのと(今は私も言うから許して)、格差すごいな、ローラーすごいな、彼らもジャニーズなんだな、とか。あとはキスマイの中だったらまあ横尾さんが好きかなあ、くらいだった。
デビューしてすぐはDVDの映り込み回数、時間もフロントと舞祭組では差があってびっくりして、でも自然と横尾さんに目を惹かれていた。もともと細い人が好き、顔も好みというのはあったけれど、横尾さんは今までの自担や好きになる芸能人とはどこかタイプが違った。
鑑賞会から数日。DVDを見ている最中は「ふーん」くらいだったのに、突然キスマイの過去の番組やらラジオやらを漁り始めた。その頃は個人的な人生の春休み期間が1ヶ月と少しあり、それこそ1日10時間以上、酷い時は15時間くらいキスマイ漬けの毎日を送った。ファンクラブに入るまでは鑑賞会から1ヶ月も経っていなかった。
番組を見てもラジオを聞いても、横尾さんのことを知れば知るほどわからなくなった。この人はアイドルなのか、何を考えているのか、厳しいのか甘いのか、大人っぽいように見えて意外と子供っぽい? と、自分の中の横尾渉がなかなか確立しなかった。あとは1万字インタビューも「横尾担」になる一つのきっかけだった気がする。
どうしてこの人はこんなに自信がないんだろう。兄の代わりって言われて辛かっただろうな、でも腐りながらもどうにかやってきたんだな、とか。周りの人に恵まれてて、ひねくれてるのにどこか素直なところとか。とにかく人間臭くて、この人面白いと思った。予測できないことをするしどこか危ういから目が離せない、見守っていたい。あとは単純に好きだなと思った。横尾渉っていう人がなんか好きだ。
わからないなりに最近わかってきた横尾渉の好きなところは、人間臭くて不器用で礼儀正しくて正直なところだ。あとは自分の見た目に無頓着で顔がブサイクだと思っているところも。そりゃ周りに何人もキラキラしたアイドルがいたらビビるだろうけど、横尾さんもアイドルだから。かっこいいから。もっと胸張ってアイドルしてほしいとつくづく思う。
自分で自信のある部分を褒められるとドヤるところも長所だと思うからいつでもドヤってほしい。横尾さんはかっこいい。変顔も面白いけどね。あと噛むのを恐れずに喋ってほしい。横尾担はいつでも横尾さんが喋る瞬間を待っています。
横尾さん、ジャニーズに入ってくれてありがとう、やめないでくれてありがとう、アイドルでキスマイのメンバーでいてくれてありがとう。これからも応援させてください。
というわけで今は立派なモンペ横尾担です。
読んでくださった方、もしいたならありがとうございました。
余談ですが、縁あって昨年のコンサート10Ksとエイタメに参戦しました。
KAT-TUNと関ジャニのコンサートにまた行けるようになったのも、アイドルを応援するのが楽しいということを再確認させてくれたキスマイのおかげなのかなと思うので、とても感謝しています。
KAT-TUNはコンサートに行ってもまだ辛い気持ちもあるけれど、どのグループも好きだしこれからも頑張ってほしいです。
最後に。
UTAGEの前説をニカとトシくんと3人でやった時に、ファンに「千賀さんは?」と聞かれて「千賀は休み。……嘘だよ」と言って悪戯っぽく笑った顔が忘れられないです。